大腸の壁に薄いところがあり、腸内の圧力で外側に膨れて袋状にふくらむのを大腸憩室症といいます。
多くは無症状で治療の必要もなく生活も普通でよいのですが、便がそのなかにはまりこんで炎症を起こすと強い腹痛を起こします。
まれに出血や腸穿孔を起こして手術が必要になることもあります。
ほとんどの人は抗生物質の投与で症状はとれます。
再発することも多いのですが,その度に薬を飲めば治りますので、定期的な検診を欠かさないようにしていただければ手術にならなくてすむことがほとんどです。