社会が高齢化するに連れて大腸癌が急速に増えてきています。
なかでも肛門に近い直腸、S状結腸が特に多く大腸癌の85%は肛門から50cm以内のところで発見されています。
気がつく症状は便にまじった少量の血液、粘液であり、時にはイボ痔の出血と間違えることがあるので注意が必要です。
また初期のガンはほとんどの場合症状がありません。
早期発見には大腸内視鏡による定期的な検診がきわめて重要です。
ポリープ内に癌が留まっている場合は外来で日帰りで内視鏡的に取ることができます。
それ以上に進行してしまったものは外科的手術が必要ですが、時には内視鏡を使って手術をすることもあり、なるべく患者さんの負担が少なくなるような工夫がたくさんなされています。
入院期間もおおむね1ヵ月以内です。