最近の高齢化社会にともなって大腸癌の頻度が大変増大しています。
40歳を超えたら年に一度ぐらいは検診を受けて早期発見に努めてください。
大腸癌は初期の小さいうちならお腹をあける手術をしなくて外来で日帰りで内視鏡的にとることができます。
但しこの時期のポリープやガンは残念ながら便の検査では見つかりにくいのが現状です。
大腸内視鏡検査による早期発見、早期治療をお勧めいたします。
患者さん本人の目で自分の腸のなかを見ることができるので確実な理解ができます。
検査時間は30分ぐらいです。もちろんそのあとの生活の制限はありません。
悪性の疑われるようなポリープも見つかったときにはその場で切除できますので早期発見、早期治療になります。もちろんその日はそのまま帰れます。ポリープの範囲を超えたがんの疑いがあるときにはすぐに手術のできる病院へ紹介いたします。
ポリープができるか否かは残念ながらかなり生まれつきの素因が大きいようです。つまり一度できた方はかなりの頻度で何回もできます。現在の医学ではポリープができることを阻止することはできません。そこでこういう方はもぐら叩と同じで年に一度ぐらいは検査をして芽のうちにつぶすことが重要です。